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【修理】
業務用食器洗浄機の修理。
 いつものようにお昼ご飯いただきに行くと、なぜか厨房の中があわただしい、「あっ 丁度よいところに来た ちょっとちょっと・・・」 「いいのいいの事務所に言ってあるから」 「もぅメーカーにたのんであるから」、なんて訳がわからん。

 昼飯の膳わたされて追い出されてしまった、まぁ食事の方がオレには大事だからいいけど。

 んでその日の夕方「お先します」なんて挨拶したら課長が「あしたメーカーの技術者が来る事になってるんだけど、一応見てくれる?」と、なんだか分からない棒を渡されました。(見た瞬間オレにはわかったけど)(笑)

        
 全体が長いので主要部分だけ、@はカバーが上がっていますがメインの洗浄部分、Aが洗浄された食器が台にのって出てくるところです。(赤いのは緊急停止スイッチです)

        
 要するに出てきた台を降ろさないと先頭で突っかかり、動作に支障がでます、その為リミットスイッチでコンベアーを止める仕掛けなんですが、そのリミットの棒が折れてしまったため自動運転が出来なくなった・・・と、こういうわけ。(まぁ大した故障では無い)

 ところがこのスイッチがちょっと特殊で、棒自体が「ロウソク」みたいな「ヌメッ」とした感触の樹脂製、そこら辺ではお目にかかれません、つまり強度があり耐腐食性で不導体で、早い話が食品関係御用達、スイッチは非接触系(磁力)という代物。(スイッチは非接触系だけど、動作そのものは棒・というアナログ)

         
 折れた原因ですが、この棒はネジで取り付いています、長年の使用でそれがだんだん抜けてきたみたい、んで「あるとき」外れる寸前で「ポキッ」といった訳。(ネジ山が大分残っていた)

 最初からオレに話もってこいよー、この手プロなんだからぁ、と言いたいとこだけど、パートの身、「課長、直しときました、あっそれからメーカーの技術者呼ばなくていいです、応急修理じゃなくて恒久修理しときましたからぁ」、課長ポカーンとしていたっけ。(そのあとで大変喜んでくれました、私の感ではこの手の修理 3万は下らない、まあ一日何百人の食事作ってるとこだから、一台しかない洗浄機壊れたらおおごとです)






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ビルの屋上の雨水講清掃
(修理じゃ無いけど・・・あっ ビルにとっては修理かな?)
            
 ビルの光庭の上の方に「閉ざされた空間」みたいに、下からは見えない屋上部分があります、普段・人は行く事はありません、よく見ると矢印のように背の高い草が見えます、あんなとこに「プランター」なんて置くはずない。(笑)

            
 幅 1メートルほどの出っ張りがありましたので、恐る恐る行ってみました、一応安全ロープ張りました、なんといっても館林かどっかで 39度とかになった酷暑日です。(私はトムの真似は出来ない)

             
 幅 20センチ、深さ 8センチぐらいの排水溝がありました、完全に溝が見えなくなるほど砂泥が詰まっていて草ぼうぼうです、矢印は撤去した部分です、 2メーターほどで土嚢袋がパンパンになりました、もちろん縦講はふさがっていました、豪雨の時はプールになっていたと思います。(ビルが出来てから掃除したこと無いみたい)

             
 結局土嚢 14体分です、やっとこさ地上に降ろしました、なんかはじめて「○め○ま」をとった時のような爽快感。(笑)






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ウオシュレットからの水漏れ?
               
 ウオシュレットなんて分解したことなんかありません、でも「トイレがビシャビシャ、なんとかしてくれ」と言われたのですが、「新しいの買えばぁ」とも言えません、そこで恐る恐る分解、いやぁビス 4本でカバーが外れるとは思わなかった。

     
 案の定・中はぎっしり、いやだなぁ(笑)、目を皿のようにして水漏れ場所を探索、どうも「電磁弁」あたりが怪しい、(手で持っている部品)それにしても何という構造、なんか分解すると「もとに戻せないかも?」なんて不安がよぎる。

 奥の手の言い訳(つまり、「もぅ寿命です」)(笑)を考えながら恐る恐る分解、とりあえずバラバラに、なんか水漏れの兆しがあればと手を進めます。

 なんとなく「あるパッキン」が怪しい感じ、代わりの物なんて無いので慎重に洗浄、とりあえず組み上げました、タンクとかノズルあたりは水漏れをした感じは無い、んでもってカバーを付ける、これが難物、どうしてもピタッとはまりません、どこかがあたってる、 30分ぐらいカバーハメるのにかかってしまった。(笑)

 今日で 4日目ですが水漏れなし、あーーー良かった。

 あれから一週間、水漏れはありません。


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厨房の排煙ダクトの油脂トラップダンパーのブレッド脱落、および紛失部修理

                              アフター
      
 修理が完了しました、左が銅板で作ったスラット(スリット?)を取り付けた状態、右が相方とセットした状態です。






                                ビフォー
               
       ブレッド(スラットと言うべきか?)が6枚紛失してしまって役に立たなくなった油脂トラップの外枠。
                 (2枚だけ残っています、 1枚ありますので 6枚足りません)




       
 互い違いに組み合わさるタイプの油脂トラップです、 2枚ひと組で 4組有りました、掃除の為取り外して洗浄を繰り返すうちに、ブレッドのスポット溶接部がはがれ、脱落、 24枚ほど「ハンドリベッター」で修理したんですが、 6枚足りません、紛失してしまったようです。

 赤矢印がブレッドの足りなくなったダンパーの枠です、購入しようにも 15年ほどたっているので道筋をたてるのも大変そうです、そこで言いました、「私が作りましょうか?」、半信半疑で今一信用できないようです、まぁパートの爺いが言ったらそうでしょう、(笑)結局信用されずステンレス板は買ってもらえないようです。

            
 家に大きな銅板が有ります、とりあえずこいつで(勝手に)作ることに、@は 6×75×75アングルで、長さ 540ミリあります、Aは「刀刃」、板金屋さんが使う板です、最近では屋根の工事にトタン板等あまり使わなくなりましので、あまり見かけませんが、探せばまだ売っています、長さ 455ミリです。(500ミリは欲しいのですがありません)

 Bは手ハンマー、Cはクランププライヤー、Dはスリットを作るための厚さ 1ミリのアルミ板です、Eは歪みを直すための鉄材、Fはただの半端板です

             
 Aがこれから作る型見本です、 5×25×10×25×5ミリのところから曲がっています、長さ 495ミリです、 B は0.5ミリの銅板です、 70×495ミリで切り出しました、これが 6枚です。

 ところで 500ミリ曲げられる折り曲げ機が有れば簡単なんですが、あいにく 350ミリまでの物しかありません、そこで 500ミリ曲げられる奴を作ろうと思ったのですが、今回の修理が終わったら使い道がもうなさそう(笑)なのでやめました、そこでアングル 2本と刀刃と手ハンマーで、簡単「打撃折り曲げ」をやります。

           
 まずアングルに厚さ 1ミリのアルミ板を挟んでクランププライヤーでアングル 2枚を結合します、スリットの幅を 1ミリにした訳は、最初曲げる両端の曲げ幅が 5ミリと少ないためです、スリットが広ければ広いほど曲げやすいのですが、しかたありません、そのほかの曲げ部分は 5〜10ミリあってもかまわないんですが、セットしなおすのが面倒なのでこのまま行きました。(実はこの横着さが色々面倒を起こすのですが、「慣性の法則」)

           
 慎重にスリットに折り曲げ線を合わせ、刀刃の先端を合わせます、そして刀刃の幅の真ん中あたりを手ハンマーで「ガン」とやります、刀刃の長さが足りないのでずらしてさらに「ガン」とやります、 3回ほど繰り返すとほどよく曲がります。

           
 両端が曲がりまた、次は中ほどの番です、この順番は決まっています、これを守らないと曲げられなくなります。

           
 左写真は刀刃の長さが足りないのでスライドさせて曲げようとしているところです、右の写真は重要な「コツ」です、写真では左手で、曲げようとする方向に力を入れています、そのままガンとやりますと、気持ちよく曲がります、これは「慣性」が働かないようにしています。

           
 左写真見て下さい、慣性の法則により、「曲げ遅れ」が出てしまった様子です、これを直すために鉄の塊等を使って直しているところです、この「打撃折り曲げ」では、どうしてもこの症状が出ます、少しずつ曲げていけばよいのですが、10回も 20回もやっていられません、まぁこの辺は根気の問題でしょうか。

                    
 とかなんとか 6本出来ました、私は根気が無いので急いでブッタたき、仕上がりが今一ですけど、どうせ見えないところだし、役目は果たすし、まっいいかっ。


 ご参考までに注意点。

 ・アングルは出来るだけ頑丈な物を使用する。
 ・スリットの幅は板の厚さにもよりますが 1ミリから 5ミリぐらい、研究してください。
 ・スリットの真ん中に刀刃の先端がぴったり合ってないと跳ね返ります。
 ・刀刃のひっぱたく位置に注意、両端は決して叩いてはいけません。(瞬時に曲がりすぎる)(笑)
 ・一度に強く叩いて曲げようとしない、慣性の法則により「曲げ遅れ」が発生します。
 ・アングルの下(土台)は出来るだけしっかりしたところで。(コンクリートや土間等)
 ・試し叩きはしない、必ずずれます、一発一発精神統一。(笑)

 こういうのが「板金折り曲げ」です、このほかにもやり方は色々あります、図書館等で調べると面白いですよ、インターネットも良いけど図書館の専門書も捨てがたいです、インターネットは眉唾物もあります、看破力が必要です。(私のも含めて)(笑)










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                    手すりが壁からはずれてしまったー。

        

 ペットを移動中にぶつけて手すりのアンカーが抜けてしまいました、ズボっと抜けて大穴です、石膏ボードの壁です、赤矢印の最近見つけた壁の中で T 字になるアンカーを使おうとしたのですが、壁の中でうまく広がらず失敗してしまいました、おまけにますます穴が広がってしまいました。(笑)

 いや弱った、今から一杯飲みながら、なにか対策を考えます。




  (なおっています、写真取ったらアップます)




                             酸素吸入器

            
 ストレッチャー(移動担架)に付いている吸入器の流量調節バルブが曲がってしまい、調節出来ない・・・という依頼が来ました、重たい酸素ボンベに取り付いていますので、倒したら確実に曲がりそうな部分です、しかしガードとか無いのかしら?、医療関係の機器って意外と軟弱。





混合栓からの水漏れ

              
 口腔洗浄専門の混合水栓です、中央の部分の上の方からジャジャ漏れです、パッキンだと思うのですが、最初に緩めるべき「キャップスクリューボルト」の頭が馬鹿になっています、 3ミリだと思うのですがどうしょうもありません、買えば一式 1万円ちかくするとおもいます。

 六角ボルトの頭が崩れたものは、いくら考えてもお手上げです、それとも何かうまい手があるでしょうか?。


                  取り替えました、矢印、微妙に長さが違うでしょう。
                
 買ってもらえました、一万円でした、ところで問題発生、「止水栓付きハの字パイプ」(正式名称知りません)の長さが足りなくて取り付け出来ません、温水の方は止められますが、水の方はどこに元栓があるのやら。(笑)

 仕方がないので、黒矢印の温水の方(黒矢印)だけ取り替えました、今後、混合栓買うときは、本体の給水(左右)の寸法を測ってからにしないと。(笑)





廃棄車椅子の分解
             
 5台車椅子の廃棄が決まりました、よく見るとまだまだ使えそうな部品があります、もったいないので取り外して変え部品として取っておくことにしました、簡単だと思っていたんですが、意外と手間がかかり、連続 3時間もかかってしまいました、決して気楽にやったわけではなく、結構真剣にやったつもりです、車椅子って意外と複雑?。(ビスの数が多い)







フロアーテーブルの修繕

     
 不幸にして車椅子生活になってしまったお年寄りの方々が1日の大半をすごすことになる介護テーブル、そのシンプルな構造の為、天板と足の取り付け構造で、どうしても天板に割れヒビが入りやすくなるようです。

 車椅子の出入りの為、やたらに補強材とか取り付けられません、矢印はひび割れ部分に接着剤を無理やり入れてロープで固定しているところです、天板と足の取り付けは、できるだけヒビ部分をまたぐようにビス留めしました、右は磨き上げてこれからニスを塗るところです。







電動ペットが動かない?
          
 「電動ペットが動かないので至急直してほしい」という依頼がきました、とりあえず布団とか色々取り除いて駆動部分をしげしげと見ましたが、外観ではわかりません、とりあえずモーターとかに行っているコネクターを触ってみると一カ所なんとなくフニャッという手ごたえ。(なんと 2ミリほど抜けかかっていました、写真の矢印は完全にぬいたところです)

            
 コネクターの根元部分は「抜け防止」の為たるみを持たせて結束バンドで固定してあります、どう見ても引っ張られて抜けかかったとは思われません、しかし抜けかかっていたのは事実、とりあえず「接点復活剤」を吹きかけ、差し込みなおしました。(しっかりと差し込まれた感じ、ピンとかの不確実さはない)

 あとはなんの問題もありません、ウーーーム不思議だ、しかし忙しいからあとで考えよう。(笑)







2012.5.5(土)
自動車修理工場のまねをして
                      
 なんか液晶テレビに見えますが、お医者様が使うレントゲンのネガを見る例の照明器具です、とても明るいです、こいつの裏にコンパネを取り付けて、修理工場よろしく工具をぶら下げてみました、裏もびっしりぶら下がっています。(黙って使っちゃったけど言われたら返すつもり)

 何しろ電気・電子・機械・木工・土木・建築・建具・美術から、はては「大便器の詰まり」(紙オムツが詰まる)まで、よろず何でも屋ですから。(草むしりまでやってる)

 今までは工具箱に入れてその都度取り出していたんですが、あまりの多種多様な修理、そしてその為の工具類の多さで「何がどこにあるのやら」(笑)、先日は車椅子のリフトを地面に降ろしたまま動かない、(車が動かせなくなってしまった)というのをやりました。(手動で巻き上げただけですけど)







2012.5.3(木)
久しぶりの日曜大工
                  
 送迎車の助手席にお年寄りを乗せるための踏み台作りを頼まれました、木工作なんて何十年ぶりでしょうか、しかし鉄の工作とは全く違う楽しみがあります、久しぶりにやりましたけど、最近では「コーススレッド」とか言う釘の代わりのタッピングビスの長い奴があります、とてもしっかりした工作ができます。


またまたナースコールインターホン
        
 私、電子回路あんまり得意ではないのであんまりやりたくないのですが、いつの間にか 5台ほどたまってしまって「しぶしぶ」取り掛かりました、と言っても回路なんて分からないので、とにかく壊れそうなところを探求してみます。
    
            
 まず「引っ張って断線」しそうなところとして、壁にセットするコネクターです、 4Pでした、分解して良く見たらなんと「ねじれてショート」しているではありませんか、やったね (笑)一件落着です。

   
 ところがどっこい、なんの気なしに引っ張ってみたら(ほんとにたまたま)スルスルと抜けてきました、なんかあの「眼玉」の CSI 的映像(笑)。

 しまった、色のデータ書いとかなかった、仕事増やしてしまった。(続くです)







やかんの注ぎ口の修理

         
 あまりにも使いこんで、注ぎ口が「巻き爪」の物すごく垂れ下がってしまったヤカンの修理を頼まれました、写真のように板金して修理したのですが、直せるのが分かったトタン 10個ものヤカン修理依頼がきました。(笑)

 このヤカンはまだましな方だったのです、取っ手がとれたものや凹んだもの、いやはや「買った方がいいんでないの?」と言いたくなりました、のちほど続編で・・・。




お散歩カートのリニューアル
2012.4.17

           
 複数の幼児を乗せてお散歩するカートを修理しました、使わない時は雨ざらしの為、床も側板もボロボロになっていました、乗車の際の入口も動きません、乗り降りには抱きあげていたようです。

 修理自体は張替とか難しい事はやっていません、ただブレーキの「インナー・アウターケーブル」工事の時、うっかり一ヶ所「エンドキャップ」を入れ忘れてえらい目にあいました、やりなおした際にワイヤーがバラケて穴に入れずらくなってしまったのです、そこだけで 1時間もかかってしまいました。





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 我が家の洗濯機の修理。

              
 「キャーーーお父さん お父さん・・・」けたたましい女房の叫び、「足が・・足がうごかないぃぃーー」、見ると床が水浸し、スリッパが張りついて動けないのでした。(オレは来るべき時がきたっ と思った)(笑)

 洗濯機の排水ホースに穴があいて水漏れしたのです、排水ホースをとりかえれば良いのですが、そこは「全自動洗濯機」、浴槽に残っている水を抜く必要があります、これが厄介。

 灯油ポンプで排水しましたが、これは意外と大変。

 ホームセンターで排水パイプ買ってきましたが、( 600円)説明書をよんだら「洗濯機の排水ホースの代わりには使えません」との表示、なんじゃこりゃ、要するに延長ホースとしての機能だけ?、たしかに薄くてそんなに持ちそうにない。

 やっぱり家電店でメーカー純正を買うしかないのかな、でもとりあえずはつないじゃった。




 電動式車椅子固定装置。

      
 電動式車椅子固定装置の修理をしました、 4個所あるフックを車椅子にひっかけてスイッチを入れると、ほどよい力でワイヤーが張り、固定するのですが、 4個所ともほどよくとはいかなくなったのです、原理は「コンベックス」みたいな仕掛けで、(犬のひき紐にも似ている)ワイヤーを巻き取るのですが、ぜんまいバネ?の力が不均衡になったみたいです。(実際は諸々の諸条件)

 この仕掛けはロボットにも使えそうなので、後日検討します。






 自家発電装置の屋根(上部)の錆び部塗装。
        
 自家発電装置(ビル屋上)の上部が錆びています、まっ平らなので雨水がたまり、錆びたようですが、見事にマン丸になっています、このままですと穴があく事間違いなし、そこでスクレーバーでこそげ落とし、さび取りサンダーで削ったんですが、これはなんか別の手を考えなくてはならないようです。

 一応ペンキ塗ったんですが、後日覗いてみると見事に霜が降りてミステリーサークルよろしく水たまりが出来ていました、天気の良い日だったのですが、午後3時頃見に行ったら、しっかり表面張力でしょうか?、5ミリほどの水深?のまん丸な水たまりが残っていました。(日陰だし)





 ストレッチャーの可動手すりの修理。

          
 機械浴槽室内にある「ストレッチャー」の 4 個ついている「可動手すり」の支柱破損および握りレバーの破損の修理をしました、いやあ要介護者の方は当然ながらとても大事にお世話するのですが、その分機器に対しては操作を急ぐあまり、(一日に何十人もお世話する)かなり部品的に耐久力を必要とするようです。

 最初メーカーから手すり部品を購入しようと思ったのですが、一日たりとも機器を休めないとのこと、無理して使用していて事故でも起きたら大変、緊急になんとかならないか・とのこと。

 結局後日ステンレス製に替えるということで、アルミと鉄製ボルトナットでレバー部分を作り、折れたところも鉄製部品で修理しました、それにしても介護士の仕事って大変だなぁ。(破損したのはアルミダイキャストの部分です)







 内線電話の修理・2台。(いや、 2個所)
         
 フロアー(床)面に無造作に配線されている電話線の束、歩くたびに蹴飛ばしてとうとう断線してしまいました、4芯のコードなのですが、蹴飛ばされて中身が無くなっている線も(約 3センチほど)有りました、まぁこんなのは修理ではなく修繕なので「なんてこと」有りません。(ヒフォーアフター)

 問題はこっち、厨房の内線電話がウンともスンとも、なんか急に使えなくなったとか、見にいったらほかの部所の電話機と取り替えて使っていました。

 さて困った、電話の修理なんてやったこと有りません、とりあえず故障した電話機預かってきました。

      オキスーパーホン B(ベスト)
      認定機器名 D12041電話機
      製造年月 92年 2月
      OKI 沖電気工業株式会社

 と、あります、19年前でしょうか、でも十分ロートルな私には最新機種です、分解したって分かるはずがありません、そこで「マクガイバー発動」(笑)、電話機の故障って一番多いのはどこ?、・・・「モジュラー部分」、まぁ数限り有りますが、モジュラー以外は白旗です。

             
 内線電話の裏側です、矢印部分、モジュラージャックです、虫眼鏡で覗いたところ異常有りません、ん・まてよ・この部分「金色」に輝いているはず・・・たしかどこかで見たときそうだった。

 なるほど、場所が厨房なだけに長年油煙にさらされていたのでは?、つまり油脂で汚染され、接触不良を起こしているのでは?、と考えました、そこで対策です、場所として新品に交換するのは面倒臭さそう(笑)、掃除しよう・・・という訳で。

              
 こーんなの作ってみました、一番下は 2ミリの千枚通しモドキです、上の 4枚は角穴・溝抜き・パンチ穴加工機の打ち抜きタガネ応用の先端が 1ミリからちょっと幅広のタガネというかヤスリというか「油脂」をこそげ落とす工具です。

 さて、これを使って明日やってみます、上手くいくべか。(結果は明日です)

 ダメでした、最初受話器を取り上げると「ツーーー」っと鳴ったので、「やったー」っと喜んだんですが、プッシュボタンを押すと ププププププ と、なにやら異常音、これ以上は分からないので白旗です。(電話は嫌いだ)(笑)






 ドアクローザー(ドアチェック)の修理。

           
 これまたホームページに載せるようなネタではないんですが、私にとって修理は初めてなので載せます、新規の取り付けは何十か所もやっているんですが、修理交換は初めてです、色々なメーカーで出しているというのも知りませんでした、何しろ下請けでやっているときは、親会社の指定するメーカーだけ(美和)だったもので。

 修理したのは NHNです、なんか廃業したとかで同じ型番は売り切れでした、パラレル型で探したんですが、物品購入手続き等で二週間ぐらいかかりそう、現場では今すぐなんとかしてほしい・・・。

 そこで究極の修理法、あんまり使っていないドアの奴を外して替わりにしました、(笑)これなら簡単、問題は同じ奴を見つけることです、そして茶々が入る前にさっさと取り替える事。(これ一番大事)

 ところでインターネットで取り替えの件探したら出るは出るは、全くネットという奴は凄いもんです、なんか職人いらなくなるような勢いです、これじゃあ「直した」なんて威張れない世の中になりつつあります。

 ところで「リョービ」から取り換え用という「穴をあけなおさなくても良い」というシリーズが出ていました、やれやれこれじゃあだれでも修理OKですね。(やる気の問題)

 後日リョービの取り換え用ドアチェックを約 8.000円で買ってきました、いやはやすばらしい取り付け心地、(笑)穴加工等せずに取り付けられました、ドアストップ機能も使用・不使用が選べ、 3スピードも調整可能、実にスムーズに動くようになりました。






 高圧洗浄。

 修理ではありませんが、面白かったので載せます。

                
 ボイラー室の大扉は空気取り入れ口になっていました、埃がひどく、ほとんど詰っていました、最初網の部分を取り外して洗浄しようと思ったのですが、やたらビスが多くてやる前から気持が落ち込みました。(笑)

 ダメもとで高圧洗浄機がないかきいてみたら「ある」とのこと、(だしおしみするなー)(笑)いやはや楽チン楽ちん、そして水鉄砲みたいで面白い、2回程度できれいになりましたが、5回もやっちゃった。







 歩行補助具の修理。

         
 なんてことは無いブレーキのワイヤーが切れただけの故障で、ホームページに載せるようなネタではないと思ったのですが、よく見たら自転車のように単純では無くて、レバーを下に押すと「ロック」される構造になっていました、白い紙は「故障」と書かれた紙です。(握りしめると普通のブレーキです)

          
 とてもシンプルな仕掛けです、つくづく感心してしまいました、実は最初なんだかよくわからなかったのです、三か所に真鍮製の軸があります、この中に 3個のワイヤープーリーが入っています、右写真がワイヤーを通したところです。(下のヘコミ部分まで取っ手が下がると、ワイヤーが一分「一直線」になり、レバーの動きが止まります、発明した人、よく考えたなー)

              
 ブレーキレバーはこのようにワイヤーでぶら下がっているだけです、赤矢印がワイヤーのストッパーの付いている側、白矢印がタイヤのブレーキに行きます

                  
 修理的には簡単に終わりましたが、歩行補助具としてなにかあったら大変です、慎重に作業しました、医学療養士の先生は、「高いものを買わなくて助かった」と喜んでいました。(丈夫だけど物すごく軽い)





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 ドライヤーの修理。

            
 ドライヤーの修理を頼まれました、やりたくネー(笑)、分解するのもイヤでイヤでしょうがありません、絶対無茶苦茶面倒くさいに決まっています、とり合えずスイッチを入れた状態で導通テスト、反応なし、そのままで電源線を「クネクネ」、しばらくいじっていたらあるところ「ビクッ」、「オっ ラッキー」。

            
               根本のあたりを思いっきりひっぱったら一本だけ出てきました。

         
 左の写真白矢印のように電源線をクネクネさせている構造なのに、切れたのは右の写真赤矢印のところです、買ってまだ三カ月とか言っていましたが、ずいぶん使いこんだんだろうなぁ。

 修理おわってから 「しまった、まだ保障期間中だった」 と気が付いたんですが「あとのまつり」、まぁ経験値がチョッピリ上がったと言うことで。






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 少し大きな引戸の修理。

                  
 引戸のあけ締めがガタガタするというので分解してみました、黒矢印と赤矢印の二カ所にローラーが入っているようです、まず赤の矢印のところの取り付けポルトを外しました、ところがレールから外れません。

           
 Aが「ショックアブソーバー」、Bが開ききった時のロック装置、Cが衝撃受け、Dがローラーの軸部分、Eが何やら怪しげな 6ミリの皿ビスです、右写真赤矢印が外したビスです、とても硬くて「インパクトドライバー」を使いました、Aの「コの字金具」を止めています、これが外れないとローラーを外せません。

            
 ジュラコンローラーです、見事に割れています、これって欠陥品じゃないかなー、なぜって昔ジュラコンで出来たピニオンギヤをめちゃくちゃ交換した経験があるもん、(左写真右が新品)右写真は交換終わって取り付けたところです。

                   
     修理終わりました、物すごくスムーズです、大したことない修理だけど、なんかすごい達成感。(笑)





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 ブラインドの修理。

           
 ブラインドの上げ下げの紐が摩耗で切れてしまいました、新しいものを買う前に修理出来ないかあがいてみました、メーカーに問い合わせたところ、この紐は 1メートル 750円もする事が分かりました、本体の値段の半分ぐらいになります。

 手芸屋さんで似たような紐見つけましたが、コットンとかでいかにも弱そうです、手芸用だからあたりまえか。(笑)

 荷づくり用のナイロン紐で組んでみました、こちらは 1メートル 4円ぐらいです、やっぱりダメです、梱包用のより紐なので割と雑、上げ下げ時に引っ掛かってしまいます、まぁ当たり前か。

 釣り具専門店で良さそうな物を見つけました、より紐ですが「引っ張っても」よりが戻りません、こちらは 1メートル 18円、ついでに釣り用品の「より戻し」を付けたら完璧っポイ。

 上手くいくべか?、明日やってみるので結果をお待ちください。

                ☆     ☆     ☆     ☆     ☆      ☆

             
 やりました、大成功です、使った材料費は 240円(13m)、写真撮りました、ところで「本体」を窓枠から取り外すのに苦労しました、やり方が分からなかったからです、そのため一分壊してしまいました。

 今は分かっています、ご存知ない方の為に後日・図を書いてみます、実に巧妙な仕掛けです。(なんかちょっとバランスが、紐結んじゃったし)(笑)

                 
 使った糸はこれです、釣り道具屋さんから買いました、240円でした、より紐ですが、ヨリが戻りません、なにより物すごく丈夫です、 40分の 1の値段で出来ちゃいました。






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 車椅子リフトの修理。
                
 手元コントローラーのカールコードがアームに絡まっているのに気付かずコードが断線してしまいました、正確にはコネクターからちぎれひっこ抜けてしまったのです。

 本体側の線の色とコントローラー側の色が全然違います、これってメーカーとして間違ってる?、(笑)まぁアップダウンだけだからなんてことないけど、ミスッた介護のお嬢さん泣きそうだったから、さっさと直おして「なんてことないよ」てな顔しました。(介護のお嬢さんは宝だ、いつか世話になる身)(笑)

 コイン式全自動電気洗濯機の修理。
                
 「コインを入れてスタートし、水が張っても動かない」ということで裏ぶたを外しました、モータープーリーにタオルが絡まっていました、(矢印)かなりきつく絡まっていたので少し分解しました、プーリーから床面まで 10センチぐらいあるのになぜ絡まったか不思議です。

 もう少しで廃棄処分になるところでした、直さないでもらえば良かったかな?。(笑)



8月3日(水)
 簡単な物から少しずつ工作を始めたいと思います、コウモリ傘の骨が折れてしまった奴の「ギプス?」部品を作ります、細長い板を Uの字に曲げるだけです。

 頭で考えた時は簡単だと思ったんですが、いざやってみると意外と難しい、材質は?・板の縦横の寸法は?、そもそも Uの字曲げなんて折曲機を使ってやるには「アタッチメント」(冶具)を作らねばなりません。

 そんなの傘の修理でやるには大げさすぎます、傘の修理屋さんなんていつ来るかわからないし、修理のお店に持っていくのもなんかイヤ。(笑)

 それで出来るだけ簡単にやってみました、作業は一カ月ほど前にボランティヤでやった時の写真を載せます、あの時はホームページに載せようなんて思っていなかったので、ちょっと乱れ気味です。

               
 白矢印が折れてしまったところです、最近の傘は大抵ワンタッチで開いてしまうので、開いた状態では修理不可能です、そこで開ききってしまわないようにロープ(赤矢印)で固定します。

           
 Uの字に曲げる方法ですが、何度も失敗しました、金属同士なので「ツルツル」滑って思わぬところで曲がってしまうのです、そこで当て金(厚さ 3ミリの平鉄、右写真白矢印)に「両面テープ」(赤矢印)を貼りつけ、当て金がずれないようにしました、最初全面に貼り付けたんですが、曲げた後取れなくなってしまいました、それでチョコットだけ。(笑)

 黒矢印は金属板(コーヒーの缶)です、寸法は 15ミリ×100ミリ、若草色?の物体は、「強力M台」です、幅は 4ミリにしてあります。(強力M台とは、厚いアングルを2枚ボルトで結合しただけの物です、間に平ワッシャを挟んで隙間を調整します)

          
 このように「強力M台」に乗せて少し大きめの金槌でぶったたきます、両面テープの働きでバッチリです、強力M台でなくても右の写真のように万力を 4ミリひらいてでも出来ます。(でも強力M台でやると、とても簡単です、その訳はM台の「エッジ」がほどよく湾曲しているからです)

           
 手放しで叩いているわけではありません、(写真撮りずらいので)万力と違ってポルトに当たってほどよい位置で止まります、右の写真は完成したところ、きれいに Uの字に曲がっています。(写りが悪いので、ちょっと色付けしました)

           
 1は、中心の柱から伸びている開閉の為のステー(ロッド)です、傘の骨の折れる部分は大抵この接続部分です、まず 2のところに作ったUの字をはめ込み、ペンチで抑えます、次に折れている部分をまっすぐにしてUの溝にはめ込み、 3のところでペンチで止めます、(軽く端を折り曲げるだけです)これで完了です。

               
                     予備にいくつか作っておきました。

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 6月20日(月)

 ナースコールインターホンの修理を頼まれました、こういうのはメーカー修理が定番だと思うのですが、メーカーに頼む前に、ある程度あがいてみよう(笑)てな感じのようです。

 どちらかというと私はデジタル系?的なので、アナログ回路は部品の名前がわかる程度です、わかるといっても抵抗とコンデンサーの違いがわかる・・・(笑)程度です。

 明日、看護師さんをまきこんで、大規模な調査(調査といっても使えるかダメか程度)をします、どうなる事やら。

    

 どう見ても故障するとは思えない作りです、いやそれより故障してはいけない「たぐいの物」だと思います、50台中 10台も故障するなんて絶対おかしい。

 でも現実に使えないのですからどこかに原因があるはずです、今のところ↑メタルコネクターが一番怪しい。


 私はこんな状況が大好きっ、(オラァ ゾクゾクしてきたぞ・・・悟空調で)(笑)この手の故障の原因は無数にあります、しかし頻繁に多数起きるとなると「どこかに故障の共通点がある」と考えられます、あぁ明日が楽しみ。




 6月15日(水)

      
 これは福祉車両の床面に設置されている車椅子の固定装置です、(手動式タイプ)修理を依頼されて上蓋を外したところです、なかなかメカニック、見とれてしまいました、本当はフックが所定の位置に収まっていなくてはなりません。

              
 黄色の矢印が車椅子を固定するフックで 4個あります、これを車椅子のフレームにひっかけて赤矢印のレバーを起こすと、「4個のフックが同時に引っ張られて」車体床に車椅子が固定されます。

 4個のフックの長さがマチマチでも、ほどよくしっかりロックされます、それはもう「一糸乱れぬ」という感じです、なんか小人さんが号令で一斉に働きだした・・・という感じです。

 写真では右下の装置に不具合があって、ワイヤーが伸びきっています、それにしてもこんなのを美しいと感じるのは、私が機械バカだからでしょうか、何しろ深さ 6センチぐらいでおさまっているのですから大したものです。

 安全性が第一ですから、慎重に修理しました。




 ところでコレ修理しているときに、映画エイリアン2で、ビショップがピンセットを使って、あの何本もの手足?のある怪物を解剖している場面が浮かんできました。(私もなぜかピンセットを握っていた)(笑)

 いやーーー良いものを見せてもらった。








 6月13日(月)
 先日、コウモリ傘の折れた骨を修理しました、ちょっと豪華にステンレス板を使用したデラックス版です、(笑)、しかしその後、追加 5本きました、ウゥーーーム・コーヒー缶でやろうかしら。

        
 前はステンレス板でやって、ちょっと手こずったのです、さすがにステンは硬い、そこで今度はコーヒー缶、ここで道具の説明。(5本もステンレスでやってられない)(笑)

  @ 120円コーヒー缶を開いたもの。
  A 30Cmのスチール定規。(汚れているのは年期が入っているから)
  B ノギス。(この程度の金属工作でも、あれば便利です)
 CC クランププライヤー。(なくても良いですが、あればとても便利です、それも二丁)
  D 金切りバサミ。(アゴのシャクレた奴、このタイプは鉄板 1.6mまで切り取れます)

 この写真は、今からコーヒー缶を開いた板を[直線]に切ろうとしています、このようなやり方をしますと【絶対真っすぐ】に切れます、スチールスケールの直線部分にそって切るからです。

        
 幅 12ミリ 、長さ 100ミリに、板を切り揃えました、これをUの字に曲げます、フリーハンドでアングルと金槌で適当に曲げてみました、案の状きれいに曲がりませんでした、アアーッめんどくさい、こんな作業でもそれなり冶具を作らないとうまくいかない。(万力使う手もある、こういうUの字曲げは千差万別手段有り)

 冶具なくても作れるけど、最近集中力がかなり低下しているので、多分不良品を量産することになるヤモ、やっぱり準備は必要だ、右写真は使い物になりませんが、強度は十分です。

 それと、この手の修理の「コツ?」みたいなものも分かってきました、どこを「カシメル」か、です。








 6月9日(木)

 コウモリ傘の骨・修理しました、初めてやったんですけと「まあまあ」の出来です、別に宣伝した訳じゃないんですが、いきなり 5件の修理依頼がきました。(笑)

 全然やる気無かったんですが、ボランティヤなので断れません、私は今「老人介護福祉施設」のお手伝いをしております。

 病室のカーテンの修理をしていたんですが、だんだん深みに入っております、今日なんか「シャワーチェア」の車輪の修理なんかしちゃって。

 コウモリ傘の修理、土曜日にやります、私は傘の修理屋じゃないけと゛お楽しみに。(笑)




 6月8日(水)
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 実はコウモリ傘の修理を頼まれちゃって、行きがかり上というかスプライトが邪魔しちゃってOKなんて言ってしまいました、でも傘の骨が折れたのなんてやったことありません。

 だいぶ前、 100円ショップで「傘の修理セット」なる物を見た記憶があります、でもそんなの探しに行くのも馬鹿臭い、たしかUの字に曲げた金具みたいのがいくつか入ってたような。

 これも工作道の探求と思い、作ってみることに、材料はコーヒーの空き缶で十分でしょう、工具は金切りバサミと金槌とペンチぐらい?。

 問題はいかに Uの字に曲げるかです、そこらへんの物でなんとかならないかな?。(今は「強力M台」があります、後日アップします) 2011.10.5記







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